DIYミュージックラボ by moriarty84

DIYの精神でギターを改造したり、DTMをしたりする管理人のメモ的なブログ。内容はあくまで素人のチャレンジなので、真偽のほどは不明。あしからず。

フジゲンストラト 改造 ーその6-

前回からのつづきで、おまけのフジゲンストラト改造です。

 

導電塗料でのノイズ対策、センターピックアップ交換、プッシュプッシュポットでのフロントとリアのハーフトーン追加です。

 

まずはノイズ対策です。それほどノイズを感じてはいなかったのですが、やってみたくなったのでチャレンジしてみます。

どうやらピックガードと導電塗料でキャビティ内を箱にしてノイズ対策するのが基本のようです。

ピックガード全面ににアルミシートを貼ります。アルミシートはストラトタイプだと最初から切ってあるタイプも販売されてますね。

今回は自分で切っていきます。

適当なサイズに切って端からペタッと貼ります。この時なるべく空気が入らないように貼るのに神経を使います。タブレットの保護シート貼るよりは簡単です。

貼れたら端やピックアップの穴などをカッターで切っていきます。デザインカッターを使うとカーブも穴をあけやすかったです。

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ピックガードのシールディング

 

アルミシートが貼れたので次はキャビティ内に導電塗料を塗っていきます。

導電塗料はギターワークスさんでノイズ対策セットを購入しました。塗料だけではなく、アースを落とすためのパーツもセットになってるので良いです。やり方もわかりやすい動画が用意されているのでそちらを参考に塗ります。

 

www.guitarworks.jp

 

 

まずはしっかりマスキングです。

こういう塗料、知らない間にどっかに飛び跳ねてるんですよね自分の場合。

学校で、習字た絵具を使うと必ず手が汚れるタイプなのでギターボディ全体をマスキングします。

 

 

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マスキング

 

一応、動画では乾く前であれば水を含ませた布で拭き取ればとれると説明されてますが、今回の改造の前に別のボディに塗った時にとれはするんですけど拭ききれない箇所も出てきて。知らない間に飛び散ったちいさい後が残ったりと結構苦労したのでつかないのが一番だという結論に達しました。

準備をしっかりすると他の部分につかないように、みたいな気を使わなくてよいので、準備に時間かけて作業はイージーにしていきます。

 

厚く二度塗りました。

 

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導電塗料 塗終わり

 

導電塗料を塗ったらポットと繋いでアースを落としました。

そして、キャビティ内にで導電塗料が塗ってある部分にホットの配線が触れると音が出なくなるので念のため絶縁テープを貼りました。

 

次はピックアップとポット配線の改造です。

ピックアップはセンターを替えます。なかなか珍しいかもしれないですね、センターだけ違うとか。フロントとリアは切り替えた時の変化が大きいので良いのですがセンターがあまり変化しないので面白くないなあという理由なので実戦向きな感じではないです。

色んな組み合わせが試せるなあ、色んなピックアップの音が聞きたいなあみたいな感じとライブなど人前で演奏をする予定はないので機動力よりもバリエーションをとったということです。

センターピックアップなのですが、以前テレキャスように買ったシングルサイズのP90がなかなか良かったのでそれと同じタイプでストラト用のものを選びました。

www.lep-international.jp

 

そしてポットと配線です。フロントとリアのミックストーンを出すための配線を検索してポップギターズさんの記事に辿り着きました。ポップギターズさんは色々な配線方法の紹介や配線済みアッセンブリや、ジャズマス用のローラーブリッジの販売など自分の改造では参考にしたり、購入させてもらったりと非常にお世話になっております。

pop-guitars.com

 

こちらの記事を参考にフロントとリアをミックスさせます。

そのためのポットはプッシュプッシュ式を選びました。プッシュプル式を試したことがあったのでプッシュプッシュはどんな感じかなと思いこちらを選びました。

www.soundhouse.co.jp

 

改造はこんな感じです。ピックアップは位相を確認して入れ替えて、2個目のトーンをスイッチポットに変えます。

 

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配線改造後

 

プッシュプッシュ式のポットは押すための遊びが必要なのでプッシュプル式よりも少し背が高くなります。

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奥のノブの下が見えている部分がプッシュの遊び部分です

使い勝手は、自分はプッシュプル式の方が確実な感じがして好きかなと。ただ、ノブの形によっては引っ張りづらいのでライブでパッと変えるにはプッシュプッシュの方がいいのかなと思いました。好みの問題ですね。

 

音に関しては、センターにすればp90ぽい太めの音、フロントでスイッチをオンにするとテレキャスのようなフロントとリアのミックスがでて音色のバリエーションが増えていい感じです。

フロントとセンター、センターとリアのミックスもセンターのp90と相まってこれも好きな感じになりました。

ただ、フロントからセンターに切り替えた時太めの音になるのですが、フロントのジャキジャキした後から丸めの音への落差が大きいのでこもった感じに聞こえる時もありますね。最初からセンターだと気にならないのですが。

おまけで出るようになったスイッチオンをした時の全てのピックアップが鳴っているミックストーンは繊細過ぎる感じがしますね。色々エフェクトを掛けてみると面白いのかもしれません。

 

というわけで、6回に渡って書きましたフジゲンのストラトJST5-Rの改造もこれにて一段落です。

 

自分の中では完成した感じがあります。

ほとぼりが冷めた頃にまた改造するかもしれませんが、とりあえずはこのギターを弾いて楽しんでいきたいなと思います。

 

それではまた!

 

  

<注意:素人のDIYでの改造ですので、正しくない方法も多分にあるとおもいます。あくまで自分の記録としての記事ですので、参考にされる際は別の正しい資料や情報をあたってください。またはプロのリペアマンにお願いするのが一番の方法です。もし万が一参考にされる際はすべて自己責任でお願いいたします。>